ふれあいの広場~福島訪問ツアー

東日本大震災・被災地訪問

「ナイスハート・ふれあいの広場in福島」
財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金
常務理事 澗口良一

この度の甚大な被害をもたらした「東日本大震災」においては、今も多くの行方不明者の懸命な捜索が行われ、 また、福島県におかれましては、放射能漏れによる深刻な影響の中、 やむなく地域住民こぞって避難しなければならない不合理と無念さの中、 近隣地域の住民の方々が必死に支えあっておられる報道を目の当りにして、 言葉に表せない思いで私どもの非力さを日々感じております。

被災地におかれましては、一日でも早く、復旧、復興をできますこと心よりお祈り申し上げます。

日頃より福祉事業を柱にしております当基金として、何かお役に立てることはないかと、熟慮しておりましたところ、 日頃より事業にご協力いただいております、タレントの方々からも、先ず現地に足を運ぼう!!と、 心強いご賛同をいただきました。

被災地において一刻も早い元の日常生活を取り戻すためには、少しでも元気を取り戻していただき、 そのためには少しでも笑顔を私共がご提供できればと、 地域の特別支援学校や障害者施設等を中心に現地へ足を運ばせていただこうと企画させていただきました。

具体的な計画段階では、自前を前提にしながらも、現地の受け入れご承諾が必須となるだけに、 被災地対応等で多忙極まりない中とは思いつつご相談申し上げ、ご快諾いただいた、 福島県教育委員会をはじめ、大玉村教育委員会、日産労連福島地協、日産労連ファルテック労働組合、 及び地域の福祉施設の方々のご尽力をいただきながら、二日間で5つの学校や施設等を訪問し、 具体的な日程調整(日程表参照)をさせていただきました。

一部の学校では避難所にもなっておりましたので、音響の大きさにも配慮し、 ご迷惑をおかけしないようにと、普段とは異なる緊張感をもって臨みましたが、 参加されている生徒さんたちや近隣の住民の方々は、庄﨑隆志さんの、身体表現と視覚だけで意思伝達ができ、 コミュニケーションをとることのできるワークショップや、 ストレート松浦さんの、宙に舞うボール、見事な回転を見せるこん棒、自力で踊る傘、落ちない皿等、 三遊亭好太郎さんの子どもたちにもわかる落語、演者さんたちの不思議な力で、 どんどんと皆さんの変化する目の動き、耳の傾き、驚く顔、そして笑顔と笑い声に、ホッとしつつも、 ふと気がつくと、私共が励まされ、お互いに支えあう人への優しい気持ちと、 心の豊かさを体感し、学ばせていただき、非常に居心地の良い時間を過ごすことができました。

東京より同行していただいた芸能タレントの方々は、今回とは別に個々に被災地にも入られ非常に多忙の中でも、 当基金のスケジュールに合わしていただき1日に2回、3回と、 汗だくになって持ち前の役者魂を披露していただきました。 幼い子供さんに助けられたり、とくに福島県立聾学校では、 俳優でもある庄﨑隆志さんの人気が高く、いつまでもサインや握手を求められ、 ご本人も名残惜しさのなか次の移動となったことが印象的でした。

同じく当基金と関わりのある、株式会社レクスポ様からは、 養護学校の生徒さんへ沢山のサッカーボールを寄贈していただきました。

各施設終了後には、手作り陶器や、花束、生徒さんによるお礼の言葉もいただき、 最後の平田村では、施設の自家製おこわにパンまでいただき、 わがチーム全員で、近くの平田村芝桜公園で、ホッと一息しながら、 みんなでおこわを美味しくいただき帰路につきました。

日本全体の食を支え、経済全体の底支えに位置する東北地方の方々の秘めたる力強さをあらためて実感できました。 被災地の皆さま方におかれましては、まだまだ落ち着かない困難な日々ではありますが、 私共に対していただきました、あの笑顔と温かい人への思いやりの心は、 必ずや元気な福島を復活していただけると確信いたしました。 引き続き、微力ではありますが、私共ででき得る支援を進めたいと思います。ありがとうございました。

日程表
5月13日(金)
9時 福島県立相馬養護学校
13時30分 福島県立聾学校
16時 大玉村立大玉中学校
5月14日(土)
9時 福島県立郡山養護学校
11時 NPO法人がんばろう会「だんでらいおん」
三遊亭好太郎さん 三遊亭好太郎さん
庄﨑隆志さん 庄﨑隆志さん
ストレート松浦さん ストレート松浦さん

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